
馬体からの適正
又、パドックは重視してないけど、やる気や体調とか歩様はチェックするなんて方が多いのでは?
まずはっきりさせなければいけないのが、テレビやグリーンチャンネル等のパドック解説やパドック予想を主とする競馬サイトの多くが発信する毛ヅヤや体調、やる気、歩様といったものは私の掲げる馬体・パドック論とはなんら関係のないものです。私は馬体そのものの素材や適性を見ています。まぁ誰が見ても分かるぐらいの発汗やイレコミなどは点数低くなることもありますが、基本馬体です。
また、上記の体調云々でなく純粋に馬体を見ているし、見れているよって方でも陥りやすい問題があります。好馬体の馬体偏差値上位馬を本命や軸にするパターンが多いのですが、ある意味正しいし、ある意味チョイと違うかなとも思います。
何故ならば
馬体の良し悪しが選別できても
真に馬体が見えているとは言えません。
適性を理解してこその馬体です。
誰もが分かる好馬体の馬は成績安定・人気上位が多く敢えて馬体で選ばなくとも買えるし買われます。
誰もが分かるファクターを以て人の優位にはたてません。
馬体ポテンシャルは重要ではありますが人気の盲点にはなりにくい側面がある上に、馬体ポテンシャル上位馬でだろうがコース距離によって得手不得手が存在します。だからこそ馬体からくる適性を理解する事が重要であり、結果、適正が弱い危険な人気馬、適正ある人気薄コース巧者を見つけることができて初めて人の優位に立てるのです。ポテンシャルや適正はその馬本来が持つ素材であり、調整等の体調は旬かどうかの状態です。当日のパドックで体調云々は正直分かりませんので体調は度外視みたいな冒頭ですが、矛盾するようですが縦の比較による調整や体調等の変化・状態は重要な要素ではあります。パッと見で体調いいかどうかは分からないのでそおゆう意味では度外視ではありますが、時系列でその馬を見る上での馬体の変化は、大事です。
繰り返し言いますが、
ポテンシャルや適正はその馬本来が持つ素材であり、
調整等の体調は旬かどうかの状態です。
素材と状態を混同してはいけません。
適正あっても状態悪ければ斬ることあっても、その逆の適性ないのに状態良くても買う事はありません(よっぽどのポテンシャルなら考えますが)。状態は大事ではありますが補足及び最後の味付け的ポジションであり、最も重要なベースとなる核はポテンシャルと適正です。
ですから
毛ヅヤや体調、やる気、歩様といったものは私の掲げる馬体・パドック論とはなんら関係のないものですとなるのです。
時系列でその馬を見る上での馬体の変化は重要ではありますが、いわゆる毛ヅヤやヤル気等の雰囲気だけでの当日のジャッジによる体調云々はまったくもってナンセンスです。何故ならボ-っとした馬が大逃げ打ったりしますし、毛ヅやのいい馬や元気よく歩く馬でも普通に馬群に沈みます。逆に言えば歩様の悪い馬でも毛ヅヤの悪い馬でも普通に勝ちます。いくら調子や歩様が良くても適性外のレースであれば負ける確率は高いですし、これが1番重要なんですが、どんなに調子が良くても自分より強い馬がいれば当然負けます。逆に言えば調子が悪くても適性のレースであれば好走の確率は高くなり、調子が悪くてもその状態の能力より下の馬たちが相手であれば好走する確率は高い筈です。
これからレースをむかえる他馬との横の比較を状態のみで優劣を決める事は無謀な行為です。
縦の比較による状態等の変化を本来持つ素材の点数に修正を加えた上での、横の比較こそが正しい道筋なんです
では何故馬体なのか?
前にもブログで言いましたが、再度言わせてもらうと
その答えはサラブレッドがサラブレッドたる所以です。考えてもみてください。人間のアスリートの裸を見て競技の勝負け予想をしても当てる自信がありません(ボルトのお尻はやばいけどね)。何故なら人間には考える力があり、技術の向上や弱点苦手を克服するために、努力や研究ができます。もちろん厩舎、牧場スタッフの方達の努力は並大抵の事ではありません。ただお馬ちゃんには人間のように自己の意思を持って改善したいとか技術を高めたいという明確な意思はないのです。すなわち自らの意思や努力で適性を変えることはできません。マイラ-の馬を鍛えて鍛えて心肺機能を高めてステイヤーに変える事は不可能です。言葉が間違ってました、鍛えて鍛えてステイヤー戦にも対応可能な馬にすることは可能かもしれませんが、得意とこなすは大きく異なります。大雑把に言っちゃえば馬体がコンパクトで遊びがないからマイラ-なんでしょう?(気性面は置いといて)。ステイヤー体系のお馬ちゃんとは骨格バランスが異なるので長距離戦ではより早く乳酸溜まってスタミナロスになるのはしょうがない事です。鍛えて無理くり耐える体にしても、こなすが得意に変わるわけではありません。あくまでこなせるようになるだけです。
もう一度言います、お馬ちゃんの適性はそうそう変えられないし、変わらないんです。
私の言う馬体は頭・首・胸・背中・お尻・トモ・手足を含めた骨格シルエットに筋肉の面積、形、量と言った総合的なバランスを1枚の絵として見ています。筋肉の質は正直分かりません。筋肉の質云々を言う方いますが本当に筋肉のみで言ってます?骨格込みで言ってませんか?もしくは血統や走りっぷりで言ってません? とゆうぐらい私は筋肉の質はよく分かりませんし今のところ特に重要視していません。どんなに優秀なエンジン持っていてもボディバランス悪けりゃスピードを伝えにくいですよね。そもそも種牡馬になるお馬ちゃん達は皆超1流馬です、筋肉の質がそうそう悪い筈がないし、瞬発力や長くいい足で差がつくのはシルエットや筋肉面積、形、量と言った目に見えるものの差と認識しています。
長―く競馬を見ていると、個々の競馬場、コース・距離によって来る馬の馬体傾向がある事に気づきます。血統とリンクするのであら不思議。分かりやすい例で言えばスプリンター体型・マイラ-体型・ステイヤー体型、皆さんも1度は聞いたこともあるだろうし、実際馬体イメージはあるとおもいます。馬体初級編って考えればその3類型でも
いいのかなと思います。あくまで初級編ですが(笑)。
それでは初級編は皆さんイメージができていると思うので、まずはその概念を1回捨てて馬体中級編へと突入してみましょう~。
馬体には大まかに分けて3種類の適性分類があります。
当ブログでもチョイチョイ出てくる単語なんで何となく覚えているなんて方もいたらうれしい限りです(笑)。
馬体を見る上で以下の3タイプに分類します。
瞬発力型
持続力型
瞬発力・持続力混合型
上記3型はあくまでも大雑把に分けた分類タイプあって、実際の馬体は個々に細部が異なる為厳密にはもっと細かく分類しないと適性は浮彫にはならないとは思いますがまずは大まかな分類をイメージするだけでも新たな発見となります。各分類を噛み砕いて大まかな適性を掴むだけでも今までとは違う角度で競馬を見る事ができ、さらに競馬が好きになる筈です(笑)。
この馬体分類の3タイプの詳細・補足をまずは日頃お世話になっております
ブロマガ会員の方達に限定公開したいと思います。
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