秋華賞馬体展望

今週は3歳牝馬の最後の砦、秋華賞G1です~



京都競馬場と言えば 「淀の坂」と呼ばれる第3コーナーの坂が特徴的な、JRA全競馬場の中でも唯一のコーナーに上下の上り降りの坂が設けられた特殊な競馬場です。京都を征するには「淀の坂」を征することが最重要となります。

又、京都競馬場の芝コースは
内回りコース外回りコースとがあります。

kyouto



外回りコース  高低差 4.3m  直線398~403m
向う正面半ばから3角入口過ぎまで約380mをかけて頂点4mまで登り
3角突入後~終点4角入口まで約180mで登った3.6mを一気に下る。
その後ほぼフラットの直線を経てゴール


内回りコース  高低差 3.1m  直線323~328m
向う正面半ばから向う正面終端まで約200mをかけて頂点3mまで登り
3角突入後~終点4角入口まで約170mで登った2.8mを一気に下る。
その後ほぼフラットの直線を経てゴール



京都競馬場を征するには1にも2にも淀の上り降りの坂を攻略できないといけません。
このコーナーに設けられた上下の上り降りの坂のおかげで京都コースを得意とする馬、苦手とする馬がはっきりと分かれるからです。クセがあるコースとゆうことは馬体で選びやすいコースとも言えます。その傾向は外回りよりも内回りに顕著に表れます。上下の高低差は4.3mから3.1mと小さくなりますが、その分短い距離でタイトな角度のコーナーを上下することとなります。また外回りコースは最終コーナーを回ると内側にスペースが出来るので脚がある馬は内を突くことができますが、内周りはタイトなまま最終コーナーを回って外回りより70m程短い320m程度の平坦な直線を向かえます。

もう一度言います。
クセのあるコースとゆうことは馬体で選びやすいコースとも言えます。

特に内回り2000mは顕著に馬体傾向が表れます。
但し、内回り2000mは通常フルゲートになりにくいコースで総じて10~13頭程度の少数頭で行われることも多く普段の京都内回り2000mの感覚で秋華賞に挑むと手痛いしっぺ返しをくらいます。通常の京都2000mの傾向は総じて走破タイムは2分を上回る、前半1000mより後半1000mが早くなる後傾ラップ戦が多く、前半ユッタリとして坂の上りからレースが動き出す印象です。

ところが秋華賞は状況が一変します。
3歳牝馬限定の3冠最後の砦のG1とあって激しいレースが多くなります。
過去10年のレースで言えば前半1000mと後半1000mの比較で
2012のジュンテイルドンナとヴイルシーナのグリグリ2頭対決のスロー決戦以外全て前傾ラップとなっております。

過去10年前後差
2015 574-595 +2.1
2014 580-590 +1.0
2013 589-597 +0.8
2012 622-582 -1.2
2011 583-599 +1.6
2010 585-599 +1.4
2009 580-602 +2.2
2008 586-598 +1.2
2007 592-599 +0.7 
2006 584-598 +1.4


通常の京都内周り2000のイメージで馬体をチョイスしてはダメという訳でないのですが
上記の過去10年を見る限り、普段目にしている通常の京都2000の流れやラップタイムは、秋華賞とは似て非なるものと言えます。馬場の適正に加えて、ラップからくる適性もリンクして考えないといけない筈です。


通常のレースの馬体傾向より、過去10年の1~3着馬の馬体傾向の方が重要である。

まァ当り前っちゃ当り前の話ですね。

京都のタイトな内回りをこなせる下地があって、かつ、底力はあるけど重すぎないってのが理想です。理想と言ったのはそれらの要素をバランスよく持ってるお馬ちゃんなんてそうそういないのが現実です。底力に特化すると重くなるのは必然ですし、軽さバランスに特化すればズブズブ戦には弱くなるのも同じ論理です。軽さ内回り適正は得意と言える程ではないがソコソコ対応できるけどウリは底力戦なんてお馬ちゃんやまたその逆とか、結局どこに重きを置くかで命運が分かれます。悩んだときは過去の勝ち馬を見ましょう。あらら、馬体偏差値最上位のチャンピオンホースが多いことと、身も蓋もない結果になります(笑)。

まァ冗談はさておき、真実は1つだけです。

適性を凌駕できるのは才能のみです! 
不得手も吹っ飛ばす才能こそがG1馬の証とも言えます。

全てが上手く行ったときに勝てるのが競馬ではありますが、全てが上手くいかなくても上位に来るのが真のチャンピオンともいえます(器用貧乏な善戦マンとは異なるのでご注意を)。そおゆう意味で言えば春先から1強と思っていたシンハライトの怪我は残念ですね・・・・。
話を整理すると
秋華賞はズブズブ決戦が多く、リアルG1馬にはもってこいの流れになりやすいとも言えます。
タイトな内回りではあるけど激しく流れる底力戦の要素が必要となります。
昨年の馬体展望でも述べましたが、昨今のG1に蔓延するスロー症候群の中で、この秋華賞と宝塚記念だけは古き良きズブズブ底力決戦となることが多いリアルG1とも言えます。ともに内回りコースがズブズブになるのが特徴で、なんでもかんでも直線長くすりゃいいってことでありません。スローのヨーイドンなんて見ていて面白いですか? 馬券を買ってるから興奮しているだけで、単なるスポーツとして見ていたら私はチャンネルを変えますね。スローがだめって言ってるのではありません、直線長いコースがダメってことでもありません。勝ちたいからこその脚を溜めるのもアリです、ただ老若男女、全ての騎手が同じ作戦とっても面白くないし、異端児、荒くれ者、嫌われ者がもっと出て来て欲しいなと。お馬ちゃんじゃありませんよ、レースを支配するのは騎手なんですから。だから私は下剋上がまかり通るローカルとか下級条件の小回りダート戦が最近大好きなんです。
すっかりいつもの癖で話が脱線してしまいましたが上記のデータを見るともう一つ面白い事が分かります。
2012のドスロー戦はジュンテイルドンナとヴイルシーナとゆう圧倒的上位人気がいました。
また前傾ラップではありますが過去10年で2012に次ぐ唯一の前半59秒台の時がダイワスカーレットとウオッカとゆう圧倒的上位人気馬がいました。圧倒的2強でかつ1頭が逃げ先行の時は比較的ペースが上がらないのか?圧倒的最強馬がいたので他馬が白旗あげて着狙いの消極的レースをしたのか? 逃げ先行の最強馬に鈴をつける役目はお前だとばかりにもう1頭の最強馬に完全に託したのか? まぁこの辺りの騎手心理は多少はあったのではないかと思うのですが・・・・。

今年は本来なら2強であるべき筈だったジュエラーが前走惨敗で1叩きの効果とはいえ骨折明けの状態がどこまで上がるのかが不安視されていますし、ド本命1強の最強女王のシンハライトが故障で離脱と軸・王女不在の大混戦です。
総じて軸・本命不在のレースは荒れる印象です。ただ本命不在とゆう事は誰もが勝てると意識して脚を溜めるのか?それとも勝ちを意識して積極的に動くのかの判断が微妙です。おそらく繰り上がりで1人気に成るビッシュの乗り方なんでしょうけどね。まあ展開読むのは苦手ですし、決め打ちしてもいいことないので諦めましょう(笑)。

話は戻って馬体展望です。京都2000のスローの少数頭で効果のある適性馬体を秋華賞でそのまま挑むと手痛いしっぺ返しがあると言いましたが、前記の軸王者不在の観点から言えばスロー戦も0ではなくなりました。但し、いくらスローになっても京都2000でフルゲート18頭が揃えば前記の馬体適正はどうなんだろうとの感覚です。イメージは坂の上り降りを苦にしない機動力でかつ内でもじっとできるお馬ちゃんですかね。いわゆる京都2000で馬体適性あるお馬ちゃんは基本手足が長いので馬込みよりは外目先行とかで伸び伸び走れないと自滅します。サジ加減で馬込みでジッとできて最後小足を爆発できる中山適性に近い要素が求められるんじゃないかなと判断しています。


クロコスミア
京都東京御用達の馬体で春先は大いに期待しておりましたが使いすぎの影響もあり結果が出ませんでした。夏場を挟んでだいぶフックラしてきましたね。ステイ産駒は馬体シルエットもあるけど気性から脂肪が付きにくい馬が多く、牝馬はこの気性が仇となりガリってるヒステリー女の印象が多いんですが、夏を越して落ち着いた大人の色香を身に纏ってきましたね。
この夏に何があったのでしょう?もの凄くいい女になって戻ってきました(笑)。
冗談はさておき、前走阪神1800は持久力+パワーも必要で適性ダウンと見ていましたが、あわやの勝ちに等しい2着と馬体偏差値から言えば驚かないけど、1番の好走の要因は逃げたことです。周りを気にせず自由に伸び伸び走れたことでポテンシャルを十二分に引き出すことができました。ただ陣営が再度同じ逃げを打つとは思えないし、スンナリ逃げられる馬体でもないので包まれる可能性大の内回り2000は適正ダウンですね。京都の軽い芝はベストですがゆったりとした流れがいいので、フルゲートの忙しい内回りはマイナスポイントです。新潟・東京で好位からキレ持続力を発揮する舞台が理想なので、京都内回り2000で好走するには先行できてスペースもゆったりあって、かつすんなりした流れと、条件付きの印象です。自分の競馬ができればこのメンツでも十分勝ち負けできるポテンシャルですが自分の競馬に持ち込むには京都2000はチト手強いかなといった印象です。マイ注目馬でもあるので印は枠順含めた週末までの宿題とします。


それでは最後に
従来の少数頭でユッタリ流れる京都2000mの馬体適性あるお馬ちゃんを1頭ご紹介してお別れです。
京都内周り適正ある馬体は登録馬の中でも4~5頭おりますが、総合点を加味するとこの馬が1番かなと。
懸念は前走も体重減っていたのでこれ以上ガリって欲しくないです。
食わせてしっかり調教してのふっくらプラス体重が理想です。

そんなお馬ちゃんの名前は↓

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Re: 馬体分類

オイドンさんいつもありがとうございます。
馬体分類の詳細は、馬体論の馬体分類で述べた馬体類型をもっと掘り下げたものを作成中です。
馬体類型の名称も覚えやすく印象深いロゴを考えています。又、馬体類型については過去の名馬や現役馬をサンプルとして分かりやすく説明できるもの考えております。書籍あるいは電子書籍等で発信できたらいいかなと思います。今しばらくお待ちください。
又、個人的にご質問をご希望の場合は、レジまぐ競馬でメルマガ配信を行っているサービスの中でプレミアムBOXが個人間の質問をやりとりするサービスです。今後とも当サイトを宜しくお願い致します。

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Lyphard

Author:Lyphard
競馬歴20年オーヴァー。
血統に始まりスピード指数・ラップ理論・出目・騎手・厩舎と無駄な筋肉(脂肪?)がつけばつくほど競馬上手(ホンマかいな)の馬券下手となり、全てを捨てて馬体に辿り着きました。馬体で買うようになり、血統やラップが後付けでリンクしてくることになるほどねと競馬の奥深さを感じています。
馬体の良し悪しが選別できても真に馬体が見えているとは言えません。適性を理解してこその馬体です。誰もが分かる好馬体は成績安定・人気上位が多く敢えて馬体で選ばなくとも買えるし買われます。誰もが分かるファクターを以て人の優位にはたてません。馬体ポテンシャルは重要ではありますが人気の盲点にはなりにくく、馬体からくる適性を理解してこそ、適正が弱い危険な人気馬、適正ある人気薄コース巧者を見つけることができ人の優位に立てるのです。ポテンシャルや適正はその馬本来が持つ素材であり、調整等の体調は旬かどうかの状態です。素材と状態を混同してはいけません。適正あっても状態悪ければ斬ることあっても、その逆の適性ないのに状態良くても買う事はありません。状態は大事ではありますが補足及び最後の味付け的ポジションであり、最も重要なベースとなる核はポテンシャルと適正です。

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